過去の大会

2017年度実績

2017年覇者 C・キム

C・キム、本調子にはない状態ながら、自分のプレーに集中し勝利をつかむ

第1ラウンド
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中島徹が単独首位に躍り出た。アウトスタートの1番で8メートルのバーディパットをねじ込み、4ホール連続のパーセーブ後の6番・パー5から圧巻の4連続バーディ奪取を決めた。

6番はピンまで残り240ヤードをドライバーで打つ“直ドラ”でピン横8メートルに乗せてのバーディー。7、8番はともに1.5メートル、9番では1メートルのバーディパットを沈めた。

「連続バーディで落ち着いてプレーできるようになりました」と中島。同組の星野英正も11番までで6バーディを奪取し、「星野さんも良いプレーをしていたのでリズム良く回れました」と振り返った。

前半はグリーンにボールが止まりやすかったが、後半は毎秒3.9メートルの風によってグリーンが乾き、ボールが止まりづらくなった。

「グリーンが硬く、速くなり、青木(功)さんのコース改造監修もあって、マウンドが効いていて(ピンに)寄って行かない。それでも自分がイメージした地点にきっちり打つことに集中しました」。

12、14番でボギーを打ちながらも13、18番でバーディを奪い、7バーディ・2ボギーの66でフィニッシュして、単独首位の座を射止めた。

「ここ3試合とも予選落ちを喫していたので、(ツアー出場できなかった)先週は、パットとアプローチの調整に専念していました。ボールを擦る感じだったので、ボール位置をズラしてみたり、構える際の肘の角度やグリップを変えてみたりして、それが良い方向に向かって来ていると思います。

予選落ちの内容も1、2打足らずの内容で、それほど(ゴルフ内容は)悪くないと思う。(無シード選手なので)出場できる試合には限りがあり、出られるだけ幸せです」。

今週は妻子を連れ、家族旅行も兼ねての沖縄遠征。いつもとは違い、リラックスして試合に臨めているのかも知れない。

「今日はPGMカラーのブルーのウエアを着たのが良かったのかな。でも、(ブルーカラーの)ウエアは1着しかないから、洗濯しようかな(笑)」。そんな冗談を口にするほどの余裕も見せた。洗ったら“幸運”まで落ちてしまいますヨ。実力でスコアを作り、一気にシード確定に漕ぎ着けるしかない。

第2ラウンド
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晴天に恵まれ、祝日ということもあり、多くのギャラリーが詰めかけた第2ラウンドは、韓国の朴相賢(パクサンヒョン)がトータル8アンダーとして、単独首位に立った。

トップから2打差の7位タイからスタートした朴は、3番でバーディを先行させると、9番でも一つ伸ばし、前半でスコアを二つ先行させると、折り返しの10番・パー5でイーグルを奪取。14番でも一つ伸ばし、トータル1イーグル・3バーディの66をマーク。ノーボギーのゴルフを展開し、絶好の位置で決勝ラウンドに駒を進めた。

2アンダーの10位タイから出た手嶋多一が、5バーディ・ノーボギーの66で、5つスコア伸ばし、トータル7アンダーの単独2位に浮上。HEIWAとスポンサーシップ契約を結んでいる池田勇太が、5バーディ・2ボギーの68で、トータル6アンダーの単独3位につけている。

◇ ◇ ◇

アウトコースからスタートした大会ホストプロの池田勇太が、ロケット発進してギャラリーを喜ばせた。1、2番で連続バーディを奪取。5番でもバーディを奪い、順調にスコアを伸ばし続ける。

だが、9番でパーパットを外してこの日初めてのボギー。ハーフターン後のインコースでは2バーディ・1ボギーにスコアをまとめ、5バーディ・2ボギーの68でホールアウト。通算6アンダー、単独3位で決勝ラウンドに駒を進めた。

「良いスタートを切れて楽だった。そんなに凄く良かったわけでもなく、普通にやっていればこれくらいのスコアにはなる。明日は天気が悪くなるそうだから、決してやさしいコースではないので我慢してプレーするしかないね」

上位の座をキープして最終日を迎える。それが優勝への下準備。サンデーバックナインが勝負どころ。混戦になればなるほど勝機は巡って来る。今季プレーオフ2戦2勝の実績が自信の礎だ。

第3ラウンド
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予選通過を果たした選手たちによって争われる決勝ラウンド。攻撃的なゴルフによって順位が大きく入れ替わるムービングサタデー。この日に限ってはピンが弓なり、フラッグははためきっぱなしで、風速9.8m/sの風が吹き、最大風速17.3メートルを記録したほどで、選手たちは強風によって続々とスコアを落とす。スタート前のアンダーパースコア選手は26人。61人の全選手ホールアウト後には、同選手7人に激減した。パー71に対して平均スコア76.639がすべてを物語っている。

この日のベストスコア69という唯ひとりアンダーパースコアを叩き出し、単独首位に立ったのが韓国の宋永漢(ソンヨンハン)。

前半のアウトコース4番でバーディを先行させてハーフーターン。10番のパー5で1メートルのバーディパットを沈める。12番をボギーとしたが、14番・パー4で2打目をカップ20センチに着けて再びスコアを伸ばした。16番でボギーも、最終18番でのバーディ奪取で帳消しにし、結局4バーディー・2ボギーの69でフィニッシュ。通算7アンダーにスコアを伸ばし、2位のC・キムに3打差を着けて単独首位に立った。

「こんなに強い風が吹いていて試合が出来るのかと思ったほどでした。出来ましたね(笑)。もともとローボールが得意なので多用しました。風が強いとどの選手にとっても難しい。でも僕は天気の悪い日でもゴルフ(スコア)が良いです」。

日本ツアーに本格参戦して4年目の昨年「SMBCシンガポールオープン」で当時世界ランク1位のジョーダン・スピースを1打抑えてツアー初優勝を飾り、賞金ランキング4位となった。今季は未勝利で、賞金ランキング15位。日本国内でツアー2勝目を飾りたい。

「5月に(母国開催の)SKテレコムに出場して3位に入り、自信を取り戻しました。ゴルフはメンタルなスポーツです。これまで2位は何度(日本ツアー6回)もありますが、今週はプレッシャーをあまり感じずにプレーできています。明日も集中してプレーするだけですね」と宋。

記者たちに囲まれながらの取材を受けている宋の傍らにいたのは、帯同プロキャディーの岡本史朗さん。コンビを組んで3年目だ。「ドライバーからアイアン、アプローチショット、パットまで、どれも上手い。オールラウンドプレーヤーですよ。温厚な性格ですが、さすがに試合中は自分のプレーに腹を立てることもありますが、次のホールでバーディを獲るとケロリ。自分の気持ちをコントロールすることにも長けている選手です」と話してくれた。

悪コンディションでもアンダーパースコアをマークしたのは運だけではなく、実力。それを明白にするためにも明日は必勝しかない。

最終ラウンド
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最終日、首位と3打差の2位タイで最終組からスタートしたチャン・キムが逆転優勝を飾り、ツアー通算3勝目を挙げた。

大会開催の前週は中国で行われたWGC-HSBC選手権に出場していたキムは、時差や疲労によって本調子ではなかった。

「(最終日の朝)練習場で打っている時も調子が良くなく、ベスト3に入ることを目標にした」という。

スタートの1、3番ホールでボギーを叩いたが、それもスンナリ受け入れられるだけの、気持ちに余裕があったワンショットが命取りになる。そんなタフなコースだからこそ、不調ながらも自分のプレーに集中することでスコア的にも精神的にも耐え忍ぶことが出来た。

5番のバーディ奪取でスコアをひとつ戻し、6番でのイーグルでスコアを二つ、続く7番でのバーディで、前半、計4つもスコアを伸ばしたのだった。

そんな追い上げを目の当たりにしたのは、首位スタートをした宋永漢(ソンヨンハン)。9番でのボギーで単独首位から首位タイに変わってしまった。

10、13番でのバーディで再び単独首位に立った宋だったが、16番でのティショットをOBとし、痛恨のトリプルボギーで大きく後退。キムが通算7アンダーで単独首位となったのだった。

「(二組前に)池田(勇太)さんもいるから気は抜けない。目の前の一打に集中しよう」。迎えた18番のパー5。3打目でグリーンを捕らえ、リーダーズボードで自分の順位を確認した。「3パットのボギーでも優勝できる」。

最後は、ボギーとしたものの通算6アンダーで今季3勝目を決め、賞金ランキング1位の座に就いた。ツアーは残り4試合。キムが初の賞金王タイトルをもぎ取ることができるか。同2位の池田勇太とは、およそ1400万円差。これを守りきるためにも、本調子に戻ることが最優先課題だ。

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