HEIWA・PGM Championship 2018  11/1(THU)2(FRI)3(SAT)4 (SUN)PGMゴルフリゾート沖縄

ニュース 1st Round

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NEWS2018.11.01武藤俊憲、“料理の鉄人3人衆”からもらったパワーで頂点へ突き進む!

 空を見上げたなら、南国沖縄ではなく、英国の冬を思わせるような鉛色の雲が覆っていた。気温22.7度ながら毎秒6.4メートルの風が体感温度を下げる。長袖ウインドブレーカーやパーカーを着込んでいる地元ギャラリーの姿がコースにあった。

 午前8時の1番組ティオフ時点での大会風景。インコースからスタートした選手の中で唯一ボギーを打たず、3つスコアを伸ばした選手が一人だけいた。

 12番からの3連続バーディで3アンダーとし、迎えた18番・パー5。ティショットをフェアウエイ左サイドのバンカーに打ち込んだ。9番アイアンでレイアイップしようとした2打目がバンカー前方のアゴに当たって打ち出せず、3打目でグリーン手前80ヤードに運んだ。4打目をピン右手前5メートルに寄せ、パーパットをねじ込むと思わず笑みがこぼれる。コンビを組んで11年目となった帯同プロキャディー小田亨とアイコンタクト。(パーで、うまく切り抜けられたね)。武藤俊憲は好調な流れを切らずに後半のアウトコースへと歩を進めたのだった。

「難しいですよ。本当に難しい。風もラインも間違えましたが、このところショットが良いのでうまく(スコアを)まとめられたと思います。風が吹き、一筋縄ではいかない、悩まされるコースですよね」と武藤はこの日のラウンドを振り返った。7バーディー、ノーボギーの65で首位の座に就いた。

「(風対策としては)距離感はもちろん、ショットイメージをしっかり作ってから打つようにしました。ボールをどこへ落として、どこまで転がり、どの辺に止まるかまでを考え、決めてからアドレスするようにしましたね」。

“赤城おろし”という別称もあるほどの木枯らしが強く吹き下ろす群馬県赤城市でゴルフの腕を磨いた経験が生きた。風を苦にせず、ショットイメージの作り方には長けている。

 本戦前日のプロアマ大会では“料理の鉄人3人衆”と言われる道場六三郎 、坂井宏行、陳建一さんとラウンド。「3人ともゴルフが上手で、特に道場さんのいつも変わらないルーティーンはとても勉強になりました。3人から頂いたパワーを無駄にはしたくありません」と武藤。昨年は果たせなかったゴルフ日本シリーズJTカップへ、2年ぶりに出場するのが目下の目標。同シリーズ開会式で着る大会特製ベンチコートをコレクションしているのだ。

「ツアー選手としての証。一年間ツアーで戦ったご褒美ですから」。その目標達成のためにも大会制覇が必須条件だと、密かに自分に言い聞かせているに違いない。残り54ホール、武藤は風の鉄人と化して頂点を目指す。

第1ラウンドの結果>>

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