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NEWS 2019.11.09
【3R】R・ジョン、17位から3位にジャンプアップし優勝圏内へ

「昨日よりも風が強かったように思う」。そう口にする選手が多かったムービングサタデー。会場からほど近い名護市では、正午で風速5.4m/sと発表されたものの、海に面したホールもあることから、コースでの体感風速は強かったに違いない。ピン位置も要因の一つだろうが、平均ストロークは風速7.8m/sだった前日の71.813に対し、この日は72.014とコース難易度は高まったのだった。首位のスコアが前日と変わらず、トータル10アンダーだったことからも選手たちがスコアメイクに苦しんだのが読み取れる。

 そんな中、ベストスコア66をマークし、トータル2アンダーの17位タイから、首位と3打差のトータル7アンダー・3位タイに大きくジャンプアップしたのは、カナダ出身のリチャード・ジョン、27歳だ。

 1番でバーディースタートを果たし、3番をボギーとしたものの、6、8番でバーディーパットを決めた。アウトコースよりも平均ストロークが高いインコースでもバーディーを量産。17番でボギーを打った他は11、14、15、18番でバーディーを奪い、7バーディー・2ボギーの66でホールアウトしたのだった。

「風が強かったので、まずはティーショットをフェアウエイに運ぶことに徹しました。チャンスがあればモノにする。チャンスがなければ安全にパーをセーブする。それと、今日は風の読みがバッチリ当たったことで好スコアを出せたと思います」。

 7バーディーのパット距離はすべて「4ヤード」以内と、ピンをデッドに狙い、「チャンス」を確実に作り上げ、そしてパットを一発で仕上げたのだ。

 ジョンは12年にプロ転向し、昨年からはPGAツアーシリーズ・チャイナに本格参戦。「蘇州選手権」でプロ初優勝を飾って、同年の賞金ランキング11位に入った。だが、同10位までに与えられる米国ファイナルQT出場権を逃した苦い経験を持つ。

 今季もPGAツアーシリーズ・チャイナで1勝を挙げ、同ランク6位となり、米国ファイナルQT出場権を手にしている。日本のツアーには昨年のファイナルQT1位の資格で参戦。前試合のマイナビABCチャンピオンシップ4位タイで賞金ランキングを47位に上げ、初シードを確定させている。

「チャイナでの2勝はいずれも最終日首位タイからのスタートで最後に逃げ切る形での勝ちでした。明日も今日と同じゲームプランでプレーするつもりです。攻めと守りを明確にしたいです。バミューダ芝のグリーンには慣れているので苦労はありません」。

 韓国人の両親のもと、カナダで生まれ育ち、ゴルフを覚えた。17歳の時にカナダジュニアを制し、10年の全米ジュニアでは準々決勝進出。世界ジュニア3位の実績を持つ。「プロゴルファーになったからには、いずれは世界最高峰の米ツアー選手になり、優勝したい。それが夢です」とジョン。

 来季はアメリカと日本のどちらで戦うのか。「プレーヤーとしてスキルアップするには日本のツアーは最適だとは思っています」。日本のツアーでの優勝を自信に変え、アメリカへ渡る道もある。明日の最終日。目の前の優勝を手にすれば――。

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