過去の大会

2019年度実績

2019年覇者 崔虎星
チェホソン、今平とのつばぜり合いを制し、感謝の優勝!
第1ラウンド
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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP(11月1日~4日、PGMゴルフリゾート沖縄・沖縄県国頭郡、7226ヤード・パー71)は第1ラウンドが終了し、5アンダーをマークしたS・ハン、宮本勝昌、A・キュー、B・ケネディの4人がトップタイに並んだ。

1打差の4アンダーで、HEIWAとスポンサーシップ契約を結んでいる池田勇太や、今年の『HEIWA・PGM Challenge II』を制して本大会の出場権を獲得したT・ペクをはじめ、S・ビンセント、重永亜斗夢、木下稜介、D・ペリー、G・チャルングン、平塚哲二の8人が追走。さらに1打差の3アンダー、13位タイグループに、『HEIWA・PGM Challenge I』を制して本大会の出場権を獲得した金成玹(キムソンヒョン)ら12人がつけており、トップから2打差に24人がひしめく混戦模様となっている。

PGMとスポンサーシップ契約を結んでいる宮里優作は、2オーバーの74位タイと出遅れ。同じくPGMとスポンサーシップ契約を結んでいる、宮里聖志、日高将史、大槻智春、嘉数光倫、香妻陣一朗は、それぞれ1オーバーの59位タイ発進となった。

第2ラウンド
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風速7.9m/sの風がピンフラッグを躍らせ続ける。ピンは指揮棒のように揺れ続けている。ショットが風にどれくらい影響を受けるかをイメージし、ショットラインを決め、スイングする。

「今日は風が結構強かったのでセカンドショットがピンになかなか絡んでくれませんでした」。この日のラウンドを目下、賞金ランキング1位の今平周吾はそう振り返った。「絡まなかった」のは結果であり、ショットを放ったスイングそのものには何ら不安はなかった。「風の読みが合えばいいかなと思ってプレーし続けていましたが、それが後半はうまく行きました」。

アウトコースから発進し、前半は3バーディー・1ボギーの34で終えた。70分ほどのハーフターン待ち後、インコースへ向かう。海に向かって打ち下ろす10番・パー4は難易度1位。それでも無難にパーでまとめ、その後3ホール連続でパーセーブした。

迎えた14番・パー4。風の読みが合致した。3メートルのバーディーチャンスを作り上げると、それをしっかり沈めてトータル3アンダーにした。続く15番・パー4では6メートル、16番・パー3で4メートル、17番・パー4でも4メートルをねじ込み、最終18番・パー5を迎えた。4連続バーディー奪取を5連続に伸ばす。3メートルの距離を沈めたのだ。

「順目のラインは速いのでタッチを合わせながら打っています。明日も風は強いと思うので、ティーショットでフェアウエイを確実に捕らえ、そこからバーディーチャンスに着けられたらと思います」。今平は決勝ラウンドへの抱負をそう語った。

トータル7アンダー・3位タイ。首位とは3打差。今季2勝目に向け、好位置に着けた。明日は最終組の一組前で、午前10時20分にアウトコースからスタートする。1番ホールはパー5。まずは連続バーディー奪取を「6」に伸ばし、逆転首位への足場を固めたい。

第3ラウンド
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「風に決して勝とうではなく、逆らわないようにプレーをしました」。6バーディー・3ボギーの68で回り切った崔虎星(チェホソン)が、トータル10アンダーにスコアを伸ばして単独首位に立った。

2位の今平周吾とは1打差。もっと差を広げるチャンスがあったと思ったからか、この日の2回の3パットを悔しがった。「どちらもファーストパットが下りのラインね。打ったら新幹線のノーブレーキね。速くて速くて、止まらない、止まらない」。

風速5.4m/sの風がショットを左右し、グリーンを硬く引き締め、グリーンスピードを速めたことで好スコアを阻止した第3ラウンド。首位と3打差でスタートしたチェは前半でスコアを3つ伸ばし、難易度の高いインコースではボギーを先行させたものの、最終18番・パー5でバーディーフィニッシュを遂げたのだった。

「明日も風が強く、メンタルのプレーになると思います。ですから、応援してください」。沖縄でもその人柄の良さ、ファンサービスの良さから日に日にファンが増えている。今年からサインをせがまれると、サインの横に「虎」の1文字を書き加えるようにした。

「サインだけだと誰のかわからなくなるでしょ。虎と書いておけば大丈夫かと」。サインにまで気を遣う。優勝して、さらにファンを増やすことが出来るか。虎さん人気に拍車を掛けられるかに注目だ。

最終ラウンド
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大会開催舞台のPGMゴルフリゾート沖縄の名のとおり、最終日は青空が広がった。気温24.5℃。風は前日の風速5.4m/sとは打って変わって穏やか。風速1.4m/sがまるで無風に感じるほどだった。

「天候も良いし、風は止んだし、今日は5アンダーをマークしなければ逃げ切り勝ちはできない」。トータル10アンダーで首位の崔虎星(チェホソン)は、スタート前にそう考えたのだった。

1打差2位の今平周吾は目下、賞金ランキング1位。今季も好成績を残し続け、実力も勢いもある。勝つにはスコアを5打縮めなければならない。そう自分に課したチェは、1番でバーディーを先行させる。思ったとおり、今平は確実にバーディーを奪取して来た。4番・パー3で二つ目を奪い首位に並ばれると7、8番での連続バーディーであさっり単独首位の座を奪わる展開になった。

前半は今平が4アンダーに対し、チェは2バーディー。試合の流れは今平に傾きかけようとしていた。迎えたサンデーバックナイン。珍しく今平がティーショットをミスし、パーオンを逃したのは11番・パー4。チェはピンに絡む2打目を放ち、バーディーチャンスを迎えた。それをキッチリ決めてトータル13アンダー。今平を捕らえた。

一方の今平はパーパットを外し、チェが単独首位に立つ。残り7ホール。パーセーブを手堅く続けてはいたが、今平が15番・パー4で執念のバーディーパットをねじ込む。トータル13アンダーで首位タイ。一騎打ち。シーソーゲーム。

16番・パー3は互いにパーをセーブして迎えた17番・パー4。チェは会心のアイアンショットで再びピンに絡めた。そしてバーディーパットをカップに放り込み、トータル14アンダーまで伸ばしたのだった。そのプレッシャーからか、今平は痛恨の3パット。2打差を着けて迎えた最終ホールは互いにパーフィニッシュ。チェが今季初優勝をもぎ取ったのだった。

「最終ホールまで集中したプレーが出来たのは、今平選手が良いプレーをしていたからだと思います。最後の最後まで互いに頑張ったと思う。今平選手にもコースに足を運んで応援してくれたギャラリー、大会を支えてくれたボランティアの皆さんにも感謝しています」。覚えたてのたどたどしい日本語で、チェは優勝の喜びを気持ち一杯込めて伝えたのだった。

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